書き下ろし短編小説『Daydream』感想

とうとう英智のカードの親愛ptがすべてカンストしてしまった…(まだ6種類しか持ってない)このままでは親愛度を上げられない…グヌヌ…

英智のこと、ゲームをプレイしはじめたばかりの頃には、ただ優しそうで病弱で色素薄い系で、…うーむ好みのタイプかも?ぐらいにしか思ってなかった。

まだメインストーリーも読破できていなくて、イベントストーリーもほとんど知らず、
・生徒会が悪の象徴のように言われているが、なにか誤解されているのでは?
・本当に生徒会が倒すべき黒幕なのか?
と疑ってるような状態でノベライズを読んだ。



以下、『革命児の凱歌』収録の短編小説『Daydream』の感想です。13ページの中にいろいろ詰め込まれてたせいでかなり荒ぶってる。閲覧注意。
※ネタバレしかない。




英智の視点


この物語は、本編の転校生ちゃん視点とは違い、英智の視点で描かれている。最初読んだときにはすぐには分からなかったけど、今となっては冒頭の4行目まで読んだところで英智の視点だと気付けるよね。特徴的な言い回し「…けれど」が出てくるからね。

英智が観客や自分、そしてfineのメンバーをどう捉えているかが分かってとてもイイ。
あの、(親愛イベントで)物腰の柔らかい温厚な彼が、内心では「血の海に首までひたるような道程」とか「もう嫌だと言っても無理やり詰めこんで、愉快な童話のようにお腹を破裂させてあげよう」とか思ってたの…??

……

…………


最ッ高かよ……!

好みどころじゃないわ。天祥院英智、爆萌え案件だった。

は~~~~~~~~~あんさんぶるスターズとんでもねぇな!!!
英智~~~~~~~!!!!!!好きだ~~~~~~!!!!


そんなふうにエグいことを思ってる一方で、観客に心から感謝してるところにもグッと来る。このギャップ。好き。
あと、外見や口調があんなポワポワした雰囲気なのに、ほかの生徒に『皇帝』とか呼ばれて怖れられて、ばっちりその黒い内面のこと悟られてるってのもかわいいね。(ポワポワしてんのはメインストーリーの後だから人柄が丸くなってるのかな?)


最後のシーンで読者に名前を明かすところ、皇帝と名乗るところも最高だね……!


突然ですが私、エヴァのカヲルくん、DEATH NOTEの夜神月ルルーシュナウシカ(漫画版)の皇兄ナムリスがめちゃくちゃ好きなんですよ…! 英智にも彼らと同じ要素ある気がする。ない? 絶大な力を持っていて、聡明で、仲間思いなとことか。ほら。(最後のはちょっと語弊がある)



アプリ内でまだ出てない(たぶん)新情報


・fineのメンバーと日々樹渉
前半部分は今の1年生が入学する以前の出来事のようで、fineのメンバーが英智以外よく分からない。倒れかけている英智を無視して去ろうとするモブである。このとき渉はfineではなく、ライバルユニットに所属している。

・fine(フィーネ)というユニット名について
英智は「終着点」と書いてフィーネと読んでいる。イタリア語のfineは英語でいうとend。
“終わり”という響きに、(なんせ病弱な英智の言うことだから)悪い予感がしなくもないけど、どうにかしてプラスに捉えたい。英智のこういうとこツライ……生きて……

・弓弦の容姿
fine加入前で、観客としてステージを見ている桃李と弓弦が出てくるが、弓弦の描写が今の弓弦のイメージとかなり違う。「やや長めの髪の毛を後ろで結わえている」「路上の喧嘩自慢みたいな見た目」という描写と今の弓弦が結びつかない。今後、過去編としてオラついた弓弦の姿が見られる日が来るんだろうか。時々口が悪くなるのはその名残なんだろうか。ドキドキ

・英智と渉の関係
それまで私にとって日々樹は変態仮面だったんだけど、英智が語る日々樹渉は、スゴい
「美丈夫」とか「凡人から隔絶された天才」とか、これ以上ないくらい褒めまくり、「愛おしい僕の宿敵よ、君のように生まれたかった」「君は僕の英雄(アイドル)だった」と熱烈に語る。日々樹がそんなすごい人だったことも、英智がそんなに憧れていたことも知らなかった。そうだったのか…!

そして「君は僕のことを、殺したいほど憎んでいるだろう」という一文にも面食らった。いまは同じユニットになり英智の左手を自称している日々樹が…? いったい何があったの?? 気になる~~!! 思うツボです!!

・英智の想い
英智がアイドルになった理由と今の想いが語られている。大財閥の御曹司で一人っ子でありながら、家を継ぐ気配が全然ないのはこういうことだったのか。

僕の人生は、僕だけのものだ。どうせ儚い命だ、すべて僕のために用いよう。
(P.277より)

この台詞は、英智だけでなくすべての人に言えることだと思う。みんな、自分のために生きていい。(※身勝手に、という意味ではなく)



“Daydream”とはなにか?


この作品の後半で、英智はガーデンテラスで目を覚ます。前半のステージの場面は、退院直後の英智が疲れてまどろんでいる間にみた夢だったようだ。

ここでタイトル、“Daydream”の単語の意味を辞書で調べてみた。
Daydreamとは「空想・夢想」「白昼夢」
白昼夢って? 幻覚とかそういうの? いま開催中の夢100コラボ限定プロデュースのコースにも、『渉の白昼夢コース』ってついてるけど。白昼夢も調べよう。

白昼夢とは「目が覚めている時におこる、夢に似た、現実性を帯びた空想。」
(大辞林第三版より)


…目が覚めている時。これさ、日日日先生がどういう考えでタイトルつけたのかわかんないけど、うたた寝して見る夢はdaydreamとはちょっと違うんじゃないかな。(回し者でないことを主張するため批判もするスタイル)


英智が夢に見たのは、過去の思い出なのか、過去の事実とは異なる点もある悪夢だったのか。どうなんだろう? どこまでが夢だったんだろう――、とは作品中で英智自身が述べていて、ハッキリしない感じ。
fineやメンバーの過去については、今後イベントストーリーとかで明らかにされるのかな。待ってます。




全然関係ないけど、先日赤ブーさんの“エアサークルカット”企画に応募してみました。同人活動に憧れているけどサークル参加する勇気がもてないんだ。ちゃんとした作品作ったことないしなぁ。
わたし二次創作大好きマン、皆様がいつも素敵な作品を作ってくださるのを感謝することしかできない。でももっともっとたくさん欲しい。(強欲)


カット、誰か見てくれるかな。ワクワク

しかし黒い背景が遺影っぽさを醸し出しててアカン感じに…


公式ノベライズ3巻・4巻の発売もめちゃくちゃ楽しみです。



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